

新しい光造形システムを搭載した3Dプリンター「Form3」
Form3 とは
光造形プリンターのForm2で知られるformlabs社が開発した新しい3Dプリンターです。多くの3Dプリンターで採用されているSLA方式からLFS(Low Force Stereolithography)方式に進化することで、プリント解像度はForm 2と同じでありながら、表面の滑らかさやディティールの細かさ、造形方向に関わらない強度、多様な材料を扱えるなど、造型物にさらなる精度と均一性を持たせています。


新素材「Draft Resin」
「Draft Resin」は、これまでのSLA方式3Dプリンターでは弱点とされることの多かったプリント速度の改善を図った光硬化樹脂です。300μmという光造形方式3Dプリンターとしては大きな積層ピッチを設定することで、従来の光硬化樹脂と比べ3~4倍の速度でプリントできます。
“LFS(Low Force Stereolithography)”方式
レーザーユニット(LPU)とレジンタンクを新構造化し、より安定した造形が可能になりました。
LPU(Light Proseccing Unit)
新構造のレーザーユニットです。レーザーユニット自体がプリンタ内部を移動する機構を追加。造形物に対して垂直にレーザーを照射できるようになり、正確で微細な造形を実現しました。
フレキシブルレジンタンク
レジンタンク底面に柔らかい特殊なフィルムを使用した、新しいレジンタンク。フィルムのたわみにより小さな力でモデルを剥離させることができ、モデルにかかる負荷を軽減させることができるようになりました。安定したプリントが可能に。
ライトタッチサポート
新構造のレーザーユニット+レーザー径の微細化(85ミクロン)により、より小さいタッチポイントでサポート材を作成することが可能になりました。結果的にサポート除去作業が簡単になり、後処理にかかる時間を削減できます。
